幻の葛尾村になる前に 第二部 (2)「愉快なおばちゃんたち」

 http://youtu.be/1ymoiZgTsXI

すみません、動画がアップできていないようです。しばしお待ちを。

3月20日午後、三春町斎藤里内仮設住宅に避難されてる葛尾村の村一番をかつて競った美人おばちゃんたちに集まってもらいました。ここは仮設住宅の集会室、普段はおばちゃんたちが籠編みなどの手芸作業にいそしむ格好の茶飲み場所です。2時間あまり撮影させてもらいましたが、小生の編集能力不足でどうにか1分あまりの出だし部分だけアップすることができたのでご紹介します。

 テーブルに6人のおばちゃんたちが並んでいます。壁際の椅子に腰掛けているのが葛尾村の重鎮松本まさおさんと、その右側に葛尾支援グループ代表でありまた、後述する「三匹獅子」の保存を手がけている篠木兵(いさむ)さんです。

 おばちゃんたちの話は無類の面白さです。時には何人もが一遍に話して収集が着かなくなることもあるけれど、がはがはとみんなで大笑いして愉しい時間が過ごせました。その一方、戦前の話や子どもの頃の話になると、時に、みなが一様に押し黙るような苦労話もあり、しんみりすることも多々ありました。これについても後に報告します。

 テーブルの右手で背中を見せているのが今回取材の協力をしてくれた大学生。手前が武蔵野美術大学の古川さん、向こう隣は法政大学の伊藤さんです。二人とも福島出身で小生の教える大学の学生さんです。わざわざ来てもらったのは他でもない、小生が四国徳島出身ゆえ、おばちゃんたちの話すことはほぼ半分くらいしか分からないので、二人に通訳として取材協力してもらったわけです。次回は伊藤さんの文章を紹介します。